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本校のめざす授業

1 「教えて考えさせる授業」の推進

(1)学習についての基本的な捉え方

本校では、学習理論などの知見から、人間の学習と問題解決の特徴を次の ↓◆↓のように捉えました。

|亮韻あってこそ人はものを考えることができる。問題解決における知識の役割は重要である。

学習の過程には、情報を理解して取り込む過程と、情報をもとに推論したり、発見したりする過程の2つがある。

質の高い問題解決をするためには、その領域についての「豊かでよく構造化された知識」を持っていることが不可欠である。

(2)授業の進め方の基本

人間の学習についての基本的な捉え方に基づき、授業の進め方の基本を、「教えて理解させ、その先を考えさせる」といったフレーズで捉えることにしました。

(3)授業のデザイン

本校では、下記の1、2、3、4のながれの展開を基本にして、教科や生徒の実態などに応じて授業を構成し、「教えて考えさせる授業」を具体化します。

授業過程内容備考
教師が教えるヽ惱内容を概観させ、学習目標や結論などを把握させる。また、本時の学習活動の流れ(予定)などを把握させる。∨椹の学習のための必要知識(既習事項)を確認する。6技佞新出の用語や定義や例題などを説明する。基本的な知識や技能を習得させる。
理解の状態を確認する1の学習内容について、小テストや確認問題などを通して、理解の状況を確認する。教師が確認するだけでなく、生徒自身に自己評価させ、メタ認知を促進しつつ、生徒同士の教え合いなどに結びつけ、1の学習内容の理解につなげる。ここでの「理解」は、問題が解けるだけを目標におくのではなく、例えば「説明できること」に目標をおく。基本的な知識や技能が習得されたかを確認し、必要な手立てを講じる。
理解を深化させる1と2で学んだことを活用したり、応用したりする課題(例えば問題解決的な学習)に取り組ませる。展開例としては、例えば、〔簑蠅鮴瀋蝓僻見)させる。∪古未問題に取り組む。∪古未黒板で答案を発表する。質疑応答などを通して、クラス全体で共有する。ざ技佞補足説明して、全体のまとめをする。・・・など、探究型授業モデルを重視した展開が考えられる。より豊かで、より構造化された知識の獲得をねらう。
自己評価させるわかったこと、わからないことなどを記述させ、学習過程の自己評価をさせる。メタ認知を促し、学習した知識を強固にする。

※「教えて考えさせる授業」は市川伸一(東京大学大学院教授)が提唱している授業論です。

※1〜4の過程は、1単位時間で行うことを基本としますが、数時間の単元で行うことも可能です。

(4)授業形態の工夫

本校では、上記(3)の過程1、2、3、4の各場面に、以下の授業モデルの要素を効果的に取り込み、授業の充実を図ります。例えば、(3)の1の「教師が教える」場面においては、説明型授業モデルを重視します。(3)の3の「理解を深化させる」場面では、探究型授業モデルを重視し、より深い理解をねらいます。本校では、「教えて考えさせる授業」を通して、「知識や技能の習得と思考力・判断力・表現力の育成のバランスを重視した授業」(学習指導要領)にアプローチします。

      探究型授業モデル      説明型授業モデル

・生徒が探求、探索する     

・生徒が問題を発見する     

・生徒が解決方法を考え出す  

・意味づけを大切にする     

・開いた課題を大切にする

・過程を重視する

・生徒が話す            

・教師が説明、解説する

・教師が問題を与える

・教師の解決方法を模倣させる

・解き方を大切にする

・閉じた課題を大切にする

・内容を重視する

・教師が話す

2 「規律ある授業」と「生徒が参加する授業」の推進

本校では、教師自身が、「規律ある授業」と「授業する参加」の観点から、各学級の授業の規律と参加する態度を、その学級を担当する全教師で定期的に自己評価し、学年の全教師で組織的に改善を図ります。2つの観点において、教職員、保護者、学校評議員、学校関係者評価委員などの評価が、4以上になることを目標に、最低3以上の「規律」を確保し、授業の充実に努めます。

(1)規律

 規律ある授業
生徒が教師の説明に傾聴し、気持ちよく話ができる
生徒が自らを律し、教師の説明を聞き、課題に向かう
私語はあるが教師が注意を促せば静かになって説明を聞き、授業が成立する
私語が多く、授業がしばしば中断され、授業が充実しない
私語で教室全体が騒々しく、注意しても効果がなく、授業ができない

(2)参加

  参加する授業
生徒が発表したり、説明したり、生徒参加の授業が実現している
積極的ではないが、教師の発問に答えたり、与えられた課題に取り組んだりする
発問や指示に対して、反応は少ないが、授業が成立している
授業に関係のないことをしている生徒が多く、授業が進めにくい
授業妨害、無断の立ち歩きがあり、授業が困難である。